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上尾メディックス ケリー選手がんばれ [バレーボール]

引き続き、上尾メディックスについて

2月7日(NHK-BS)、2月8日(ニコニコ生放送)を観戦し、応援です。
まず試合結果から
対トヨタ車体戦 3-0 勝利
対岡山戦    0-3 敗戦

試合全般に関する感想。
トヨタ車体戦は、最近の全員バレーが徹底しリードして追い付かれても突き放す。
という勝利パターンの試合展開で「0封」。
しかし、監督談話にあったように楽な試合ではありませんでした。
1セット目はトヨタ車体藤田選手の左右への揺さぶりでMB絵里香選手が揺さぶられ、
やや難儀しますが、対角の丸山選手の活躍や近藤選手・Y荒木選手が強調した攻撃ができし、
ここぞという場面で絵里香選手とケリー選手が得点を試合を決めるという
全員のバランスでの勝利だったと思います。

さて、日曜は前日の流れに乗ってプレーできるか。
そして前日のインタビューで元気に答えていたケリー選手が活躍できるかに注目です。
岡山は前日の日立戦に敗れての連戦で、どう戦うか?

予想は、全くの外れ。「良い状態の岡山と悪い状態の上尾」の戦いになりました。
「良い状態の岡山」とは、正確にセッターにボールを返す「サーブレシーブ」、
コートが無いように感じる「拾うバレー」と絶対エースのいないが故の配球バレーの3点です。

上尾のサーブ得点は「0」、サーブ効果率は「18」とリーグ戦最低の記録。
それだけ岡山のサーブレシーブが素晴らしく。ほとんどがセッター宮下選手に。
さらにお家芸「拾うバレー」では、上尾の強打をブロックできないので、タッチして拾う。
上尾の選手は、強打が拾われるのでフェイント。これぞシメタモノ。
拾いまくって攻撃につなげる。
そして、宮下選手の配球が冴え、山口・佐々木・浅津・川畑の各選手が均等に得点。
上尾の高いブロックを警戒して、強いアタックはクイックで。
オープン攻撃では「ヒット打法ではなく、プッシュ打法」のように得点を重ねる。

「悪い上尾」とは、サーブによる得点が獲得できない。
ブロックによる効果的な攻撃ができない。
そしてMBの攻撃もWSの攻撃も拾い捲られ、長いラリー戦に持ち込まれ最後は岡山の得点。
最近の中では、最悪の試合運びだったと思われます。

とはいえ、本当に気になるのはケリー選手。
ケリー選手に交代が出たのは初めて見ました。
コートにケリー選手と絵里香選手が不在の場面を目撃してしましました。

数値分析からも、ケリー選手の状態が分ります。
・チームの打数に占める割合 27%(常に30%は超えていました)
・成功率          27.5%(平均36.5%)
・ブロック得点       0点
・サーブ得点        0点
とリーグ戦最低の数値です。以前の杞憂が現実に・・・・

吉村選手が怪我。皆本選手が不調。
こんな中で残る4戦どう戦うか。
「悪い上尾」を封じ込め、「良い上尾」で戦ってほしいと願っています。
そして、ケリー選手「がんばれ!!」


2015-02-09 09:39  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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上尾メディックス 全員バレー [バレーボール]

1月31日、2月1日の試合を終えましたので
予告どおり、ケリー選手以外のプレーヤーについてコメントと試合結果について

まず、試合結果から
対東レ戦  1-3 敗戦
対NEC戦  3-0 勝利
という結果でした。

東レ戦1セット取った時には、この試合楽勝かと思って油断してたところ
2セット以降旧女王の面目か、木村選手効果かそれに伴い迫田選手が・・・
上尾の良さを消して、本来の東レの力を発揮してか、3セット連続落としてのでの敗戦でした。

この試合はケリー選手の良さが出ていなかった、消されていた?
特に右ポジションから相手コートの反対サイドへのスパイクが何度かアウトとなったり(コースを消されていたのかも?ですが)。バックアタックも得点に結びつかなかったりで、厳しい試合だったと思いきや、例のデータ集計してみるとスパイク決定率は悪くなく44%、バックアタックに至っては100%。でも何か調子良くないな?と思われるのは63打数も打っていたからでしょうか。
前回の「ケリー使いすぎ」の懸念が。
この日は、1セットを除き絵里香選手のクイックやブロードも思うようには決まらず、近藤選手のアタックも今一つ。東レの急速な回復と言いますか、本来の実力が戻ってきた感じで、3レグの東レが興味深い感じです。

さて、翌日のNEC戦です。
前日の悪い感じを引きずらなければ、と願いつつ因縁の(過去2回はフルセット)試合でもつれる可能性を秘めていましたが・・・・
1セットの出だしこそこの試合も、またもつれるかと思わせましたが、序盤から中盤にNECの支柱である近江選手をブロックしたり、スパイクミスを誘ったりと、精神的・物理的中心選手の出鼻をくじき、それ以降調子に乗らせなかったことで、1セットの後半以降は安定した試合運び。
ラリーポイント制のバレーでは、得点を先行し追い付いたら引き離す、また追い付かれたら引き離すという、リードを常にキープするという常道を繰り返してセットを連取。さらにここぞという場面でケリー選手が決定打を放つという、必勝パターンに。
3-0と過去2試合のもつれは何だったのかと思わせる勝利でした。

その理由は、と考えると。
ケリー選手以外の選手の働きぶりを語ることとなり、奇しくももテーマと対NEC戦の内容が一致することとなりました。

まずは、絵里香選手を語らなくては。しかし、テレビやニコニコの中継解説者が口を揃えて上尾の大黒柱と指摘の通り、実績的にも精神的にも支えていることは事実です。
あえて言うなら、出産前の東レ時代よりも何か堂々とかつ伸び伸びとプレーし、体も締まっているように感じるのは私だけ?

もう一人の立役者は、絵里香選手の対角のMBの丸山選手でしょうか。
ブロック決定率では、第1位の絵里香選手に次いで第2位、32得点で1セット当たり0.6点です。
恵梨香選手の1セット当たり0.85点と合わせ、1セット当たり1.45点です。実際の得点とブロックによる他の砲撃防御の効果を考えると、絵里香選手と合わせものすごい効果です。
絵里香選手の幅広のブロードや高いクイックそして球際の強さとは異質の、MB攻撃としては決して高くはないのですが、長い滞空時間(解説者の言葉より)のブロックがその特徴でしょうか。
さらに、ケリー・土田選手に次いで多くの試合に出場しています。
ケリー・丸山・Y荒木または近藤選手が前衛に揃うのブロックはいい働きをしています。

次に、4番近藤選手です。昨年のチャレンジ・リーグ時の活躍が1レグでは影を潜めていました。
特に相手のブロックが高い場合、安易にフェイントあるいは軟打で逃げるプレーが目立っていましたが、2レグ後半より、相手を良く見て状況に合わせた強打が効果的に決まり始めました。
この選手が自信を持ってプレーすると、上尾にとってはものすごい効果です。
ケリー選手への負荷が減るばかりか、相手のディフェンスの的を絞らせない。結果ケリー選手がここぞの効果的なスパイクを生めるのです。

そして、セッター土田選手。2レグ後半以降、丸山選手や近藤選手が好調と見るやケリー選手中心のトスワークから、ボールを散らし攻撃の的を絞らせません。両サイドへの配球、そして気を見てのミドル攻撃。結果それぞれの攻撃が価値を伴ったものとなっていると思われます。

以前も書いた覚えがありますが、リベロの関選手の働きも見逃せません。
本当に良く拾います。強烈なスパイクを、ブロックから漏れたボールを拾う。
そして冷静にトスまで持ってい行く。いや~~すばらしい。
関選手の交代要員の山岸選手も関選手に負けていません。「読み」の部分では関選手に軍配が上がるものの、本当にいいプレーです。

最後に、「ガンダム(ごめんなさい)事」吉村選手です。2レグの岡山戦以降出場していない?
先ほど書いた近藤選手が復調する前に、吉村選手が活躍しなければ今の勝ち星やポイントの獲得は困難だったのでは。
170cmに満たない身長でダイナミックなスパイク、力感あふれるジャンピングサーブ。見ている人を引き込むようなプレーでかつチームに貢献していました。
「怪我」ですか?
吉村選手の力感あふれるプレーの合間に見せる「おちゃめな」姿もまたプレー以外の魅力となっています。早くそのプレーが見たいものです。

詳しく書けずに申しわけないのですが、Y荒木選手と富永選手の活躍も見逃せません。彼女らの献身的な攻撃や守備そしてボール回しがあってこそ全体の調和が生まれ、リズミカルな試合が見られるのです。これからも活躍を期待しています。

本当に最後ですが皆本選手の活躍が見たい!!


2015-02-02 09:02  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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上尾メディックス かなり健闘!!ケリー選手奮闘!! [バレーボール]

久々に上尾メディックスについて

バレーボールはサッカーと違って、ホーム&アウェーではないので、
地元開催がほとんどなく観戦のチャンスが少ないのです。
そこで、ニコニコ生放送のタイムシフト予約で視聴しています。

タイムシフトなので、いつでも見れる安心感からか、少しサボっていました。
まとめて観戦し、中途半端ですが書きたくなったもので・・・

13試合を経過して7勝6敗の1勝の勝ち越しです。
勝利の内2試合が2セット奪取され、敗戦の内2試合が2セット獲得しているので
「正しい勝ち越し中」ということです。

まずは今までの結果をまとめてみます。
対戦相手とスコア(もちろん上尾目線で)です。

トヨタ車体 3-0
日立    0-3
東レ    3-0
岡山    2-3
久光製薬  1-3
NEC    2-3
デンソー  3-1  ここで1回戦終了、3勝4敗

久光製薬  0-3
日立    1-3
トヨタ車体 3-2
岡山    3-1
NEC    3-2
デンソー  3-0 ここまで2回戦途中、4勝2敗と、ここ4試合好調です。

バレーボールの中継は、サッカーと違い全体を俯瞰できるカメラワークなので
実際の観戦とは、高さとスピード(特に音感)感に違いがありますが、それなりに観察できます。
(普段カメラを持っていくので、純粋に観戦はタイムシフトのほうが・・・・)

メディックスが、メンバー全員で勝利を獲得していることは事実として評価します。
また、荒木絵里香選手の加入による影響は大きいことは事実として、
ケリー・マーフィー選手(以下愛情を込めて「ケリー」)について書きます。

上尾の勝利は、ケリーの「働き」によるもの、と誰もが認めてるところです。

まず、個人アタック決定率では ※ 打数、得点 決定率
1 岩坂 名奈      久光製薬  186 101 54.3%
2 パオリーニ ローレン 日立    416 222 53.4%
3 荒木 絵里香      上尾    239 112 46.9%
     :
12 マーフィー ケリー   上尾     713 267 37.4%
13 ミア イエルコフ   デンソー   811 303 37.4%

この数値から、ケリー選手の決定率が低く見えますが、打数を見てください
デンソーのミア選手には及ばばないものの、713打数は多くないですか?
この2人がダントツに多いのです。

そこで、ケリー選手の「働き」数値化することで(「データマン」的観点から)
より評価しやすいため、上尾の全スコアを整理してみました。
そこには、V-リーグ・オフィシャルサイトでの個人成績ランキングでは分らない
ケリー選手がいました。

な・なんと、上尾メディックスの全試合・全セットそして全サーブをプレー中です。
これは異常です。
スターティングメンバーでこれに次ぐのはセッター土田選手ですが・・・

ケリー選手の記録です。
試合数   13試合(全試合)
セット数  51セット(全セット)
全打数  713打 (1セット14打)(チーム内34%)
得点数  267点(1セット5.2点)(チーム内37%)
成功率  37.4%
サーブ数 201打(打数を加えると914打)(1セット3.9打)
また、
内バックアタック 231打(1セット4.5打)(チーム内78%)
得点        78点(1セット1.5点)(チーム内90%)
成功率       33.8%
となります。

アタック決定率もバックアタック決定率も驚く数値ではありません。
とにかく打数が多いのです。対戦相手の最大打数選手とケリー選手を比較すると
13試合中9試合はケリー選手の打数が上回っています。
(デンソー戦2試合ではミア選手が上回っています)
バレーボールのデータに詳しくないのですが、試合を見て、そしてデータを集計してみて
改めてケリー選手への依存度と言いますか、負担と言いますか、相当なものとの感想です。

まず、ケリー選手に交代が出たのを知りません。(リベロ交代以外は)
一般的にはサーブ時の交代やバックポジションでは、本来オポジットであるケリー選手には交代があっても良いように思えますが。

また、苦しい時のケリー頼みでどんな場面でもケリーにトスが上がります。
どんな悪球でもヒットしますから、決定率は悪くなります。
さらに、バックアタックのほとんどはケリー選手に上がり、特に山岸選手があげるのは決まってケリー選手です。上げ過ぎです。

来日当初より、比較的表情や態度に出さなかったケリー選手ですが、
さすがにアタックのコースを読まれたり、ブロックにかけられたり、さらにそれを避けてボールアウトしたりすると両手で「チツ」とやる姿が見られるようになってきました。
もう少し何とかなりませんか??

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※皇后杯、対久光製薬。すごいバックアタック

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※このジャンピングサーブも破壊力抜群

ケリー選手を使いすぎると、故障したり、決定的場面で効果が出なかったりで、これからの約半分のシーズンに悪影響をきたすことにも?
すばらしいアスリートとして、長くそのプレーが見たいですし、
上尾メディックスの救世主としてこれからもその活躍を見たいので、何とか・・・・

3回戦総当たりで、合計21試合そのうち13試合が消化されました。
残り半分弱、是非ケリー選手が現状の活躍を継続し、誰か補完するWSが登場し、
結果を残すことを期待します。
今日から2連戦です。
ケリーそしてメディックスのプレーヤー
がんばれ!!

ほかの件については、別途です。


2015-01-31 06:39  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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上尾メディックス 皇后杯 惜しい! [バレーボール]

記事が遅くなり恐縮です。
12月11日と12日に東京体育館に行ってきました。
皇后杯の2回戦と準々決勝の2試合です。
結果は、
2回戦  上尾メディックス 3 ー 0 鹿屋体育大学
準々決勝 上尾メディックス 2 ー 3 久光製薬スプリングス
で、準決勝への駒を進めることができませんでした。惜しい!!

V-プレミアのチームにはシード権のようなものが与えられ、有利な対戦カードでした。
2回戦の相手は鹿屋体育大学です。
この日から久々に皆本選手がスターティング・メンバーに顔をそろえました。
これからのリーグ戦を戦うには必要なメンバーです。
相手を良く知りませんが、比較的楽に戦えるのでは?と予想していましたが、さにあらずでした。
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※ようやく皆本選手が帰ってきました。

皆本選手のプレーは、まだ本調子ではないのか春の入替戦で見せたようなプレーが見られません。

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※久々に見るスパイクの姿

それに呼応する?ように、ケリー選手の調子もこの日は今一歩。
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※決めてはいましたが、本来の姿とは?
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※破壊するようなサーブも???

さらに荒木選手が出場していないので圧倒するような効果的なプレーも見れませんでした。
それは、バレーボールの基本であるサーブ・レシーブが収まらず攻撃にリズムが生まれません。
セッターにボールが収まらないとプレーも精彩に欠けます。チーム・プレーの難しさか?

これとは裏腹に鹿屋体育大学は、サーブ・レシーブがきっちりと決まり、チームプレーの典型であるクイック攻撃が早いスピードで展開されます。
AとかBとか・・・はよくわからないので説明できませんが、MBの17番の選手がすばやいタイミングで右に中央にとクイックを決めます。

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※この選手資料によれば鶴薗?選手。いいクイックを決めていました。

メディックスはせっかくの高いブロックがこの速い動きについてゆけません。攻守のバランスなど総合的には鹿屋体育大学の動きすごく良かったと思います。

とはいえ、試合内容と勝敗は別です。ケリー選手やS.ARAKI選手がそれなりの働きをして、3-0での勝利でした。

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※とはいえ【3-0】の勝利

しかしこの状態では次は女王久光製薬戦。暗雲が・・・

バレーボールの基本なのか、プレーのバランスを要求されるスポーツがそうなのかはわかりませんが12日のメディックスのプレーは見違えるほどのスタートが切れました。
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※スターティングは吉村選手

スターティング・メンバーは、前日の皆本選手に変えて吉村選手(失礼ながら、見るたびにガンダムのモビルスーツを思い起こさす筋肉美)がWSで、その運動能力でサイドからのアタックやバックアタックが思うように決まります。さらに、あの身長にも拘らずブロックも決めました。

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※ガンダム?を思い起こす吉村選手

この日のケリー選手も絶好調で、重いスパイクを久光のコートに突き刺します。

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※快調に相手コートに炸裂するケリー選手のアタック

この日は、関選手に代わってリベロ山岸選手がボールを拾いまくり、いい流れを作ります。

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※2セットには皆本選手も参戦

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※荒木選手のクイックも要所要所で

こんな流れで1・2セットを、追いつかれると突き放すという理想的なリードを守りながら奪取しました。

この調子ならば、女王久光を倒せるかと思った人も多かったのでは。
ところが、3セットに入るとさすがに久光。全日本代表の長岡選手や新鍋選手、岩坂選手そしてミハイロビッチ選手に対し、セッターの古藤選手のボール回しがさえてきます。
そして、攻撃も水田選手を加えメディックスのディフェンスをかいくぐるように抜いて行きます。

こうなると1・2セットでうまく回っていた攻撃もチグハグになります。
吉村選手はベストな位置へトスが入るとその能力を遺憾なく発揮しますが、少しずれるとぞの体幹をしても身長のハンデには勝てず威力が半減します。

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※この選手があと20㎝高かったら日本のバレーボール界も・・・。
 珍しい?吉村選手と皆本選手同時プレーです。

さらに攻撃をブロックの一番低い吉村選手を狙って攻撃を加えられます。いやらしい女王久光です。

さらに、サーブ・レシーブが乱れます、すると苦し紛れにあげるケリー選手の攻撃が読まれます。また、どこへも上げられないパスはバックアタックのケリー選手へと。
こうなると、すべてが読まれた状態での攻撃です。そんなにやすやすとは決まりません。百戦錬磨の久光の戦いへと土俵が変わります。
1・2セットとは逆に3セット目からは終始久光がリードしての展開で、追いつこうとすると突き放されるという、負けパーターンに突入です。
V-リーグの開幕戦の東レ戦を思い起こさせます。
吉村選手と皆本選手を同時に起用し、MBの荒木選手も加えてのベスト・メンバーで4セット以降を戦うものの、いったん相手の流れに取り込まれてからは苦しい・苦しい。ケリーまたケリーとボールを集めることに。
ケリー選手も本当に良く戦ったと思いますが、さすがに集中されると・・・。

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※第5セットではほとんどのボールがケリー選手に

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※第5セット最後のタイムアウトから戻る

フルセットにもつれたところは評価できるものの、女王に黒星をつけるまでには至らず。
皇后杯は、結局久光が優勝したのですがセットを失ったのはメディックスへの2セットのみの完勝でした。メディックスの2セットは評価できるのでは。
ごめんなさい、名前を書いていない選手たちもよく頑張ったと思います。
チーム・プレーとは?を語れる試合だったのでは。
残念・無念。でも自信を持って!!この貸しはリーグ戦で!!

なお、この日は第3試合まで観戦しましたが、日立のリベロ佐藤あり紗選手のプレーに眼が釘付けになりました。どんなボールもレシーブし、正確にトスにする。相手のスパイクはもちろん、味方のスパイクがブロックされたこぼれ球の落下点を読みながら、あるいは読みが外れた場合が体ごと突っ込んでボールを落とさずトスする。
その動きの広く・早く・正確なこと。バレーボールの醍醐味の一つはリベロにあり。と思わせるプレーでした。
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※このボールは取れませんでしたが、悔しさが・・・

以前デンソーの佐野選手のプレー。メディックスでは関選手とい山岸選手。この人たちがある種ゲームの勝敗を決めていると言っても過言ではないと思えます。
すごいの一言でした。

上尾メディックス、リーグ戦でもがんばれ!!



上尾メディックス V-プレミア初戦勝利 いけるかも!! [バレーボール]

V-プレミアリーグ2014-15シーズンが開幕しました。

「プレミア」ってかっこいい響きですね。
今シーズンから上尾メディックスもここに参戦です。
かっこいい!!

初日の久光vs東レ戦の激闘の余韻の残る東京体育館
練習風景を見ていると、新しいメンバーが加わって、やや動きに固さも。
初戦の相手はトヨタ車体、確かあんまり勝ったことのない相手では?

ナンシーが抜けて、同じ米国代表からケリー・マーフィー選手が参入
現役米国代表。監督米国代表と強いコネが?
今日の試合を見る限り、ナンシーとプレースタイルが似ているような?
そしてERIKA様、沢尻ではなく荒木絵里香様。言わずと知れた元全日本キャプテンでCB
木村沙織選手が抜けた東レの結婚前はやや不調でした?
それ以外の選手は、入替戦時のメンバーがそのままの布陣で安定感が。
どうなんだろう?と期待と不安で見ているほうが「ドキドキ」です。

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※本日のメンバーです。

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※初のプレミアのコート、東京体育館です

生意気な感想を言わせていただくと、ケリーと絵里香様が入り役割が明確になった分
バランスがすごく良くなったのでは?
絵里香様(186cm)が加わったことでケリー(188cm)と並ぶと超高いブロック、
また、荒木選手の高さだけでない、経験を生かした判断力と自然に動く身体が、
今までのメディックスには無い「攻撃の味」が出てきたように思えます。

ケリー選手と荒木選手がその幅広の役割をこなすことで、近藤選手や丸山選手そして髪型を変えた(な・何か理由が?)吉村選手がのびのびと自分の仕事に専念できる。良い仕事です。
関選手のレシーブとツッチー選手のボール回しでそれぞれの選手が自分の仕事をこなす。
困った時にはケリー選手に、そしてルーズボールには荒木選手がクイックと巧みなボールコントロールで得点を重ねる。
いいバランスじゃないですか。

DSC04953_R.JPG
※この角度で相手コートのバックアタックラインの内側のコートサイドに突き刺さります。

1st_Setで荒木選手のサービスエースとケリー選手のアタックが決まり始めると、以降は順調な試合運びでプレミアリーグ最初のセットを獲得。

2nd_Setに入ってもこの流れは変わらず、トヨタの巧みな攻撃や粘りにも屈せず。このセットも獲得。勝ち点も獲得して、このままストレートでいけるかな?と思っていたところ

3rd_Setに入ると、トヨタも上尾の新しい攻撃に慣れてきたか?その実力を発揮し始めます。
22-24でセットポイントを握られたところでは、1セットやられるか?と
ここからケリー選手の強打で勝利への道が作られます。正確ではありませんが
22-24、24-25、25-25、25-26、28-29、29-29、30-29
の各場面でケリー選手がポイントを稼いでくれます。

そして最後31-29からのゲームポイントは荒木選手のサービスエース。

DSC05000_R.jpg
※勝利を決めたサービスエース

セットカウント3-0の勝利となりました。

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※V-プレミア初勝利に喜ぶメンバー。

トヨタ車体は現在のプレミアリーグのBEST4と言われているので、ここに勝ったのは大きな自信です。今日のメンバーに皆本明日香選手が加われば、高さと攻撃力がUPしさらに強力な布陣となります。「早く出てこいや!」
いや~~期待できますな~~~!!



上尾メディックス 善戦 [バレーボール]

V-サマーリーグ決勝トーナメント第1日目を観戦しました。

決勝リーグの第1日目は、結果によって翌日の順位決定戦の出場ポジションを決めるもの。
上尾メディックスはAブロックです。
対戦相手はトヨタ車体と東レの2チーム。
東レといえば、迫田・高田そして中道選手という全日本の布陣。
さらにバレーボールの女神木村沙織選手が帰国参入したチームです。
そんなチームとの対戦を楽しみにして行きました。

第1戦の相手はトヨタ車体です。
あれ?ユニフォーム選手の中に皆本選手がいない。
荒木選手はいるがジャージ姿。そして王選手も・・・
よく見ると、皆本選手もジャージ姿で球出し・・・
どこまで戦えるか。

にわかメディックスファンとしては、どんな布陣なのかが分らない。
WSに、近藤選手と吉村選手、岡本選手。CBは三浦・丸山選手だったような。
スタートはいまいち決まらない。試合の悪い流れはしばし変えられないもので
あれよあれとという間に2セットを取られた。
しかし、ここからがメディックスの新骨頂。
第3セットに入り、吉村選手のサーブとスパイク。丸山選手のサーブポイントが連続して決まる。
いい流れで3セット目を獲得。
このいい流れで、4セット目に入る。点取りシーソーが繰り返され、30点の大台まで。
最後は力尽きて敗戦。
しかし、V-リーグでもそこそこ行けそうだ、との感触が。

そして、本日の最終試合東レとの戦い。
東レと言えば、かっての常勝チームで、先ほど書いた注目の選手の集団。
ここで負ければ、5・6位決定戦へ、3-0で勝てば優勝決定戦、
その他の場合は3・4位決定戦という微妙な戦いに。

あれれ??東レに注目選手がいない!!そういえば、Bコートで戦っていた久光製薬では
一番の長身選手がセッターの狩野舞子選手だった。
世界選手権出場選手は西が丘でトレーニング中
さらにU-23のアジア大会の開催に合わせ、主要な選手は出ていないことがここで判明した。
では、全日本候補選手のいないメディックスなどにも優勝のチャンスが!!

期待通り、東レを相手にひるむことなく優勢に試合を推し進め3-0の勝利。
結果、明日は優勝決定戦に臨めることに。
「メディックスは持っているかも!?」

注目したのは、吉村選手。ネットでも話題の選手。
想像していた姿とは異なり。失礼ながら「マッチョ」そして想像よりも小さい。
でも、WSとしてばねのある力強いスパイクと、テクニックのあるスパイクコース。
そして馬力あるジャンプサーブ。
古い方ならご存知の「横山樹里」選手や最近の「高橋みゆき」選手を彷彿させる。
この試合でも活躍し、勝利の原動力になったことに間違いない。
失礼を承知で言えば、身長が170cmない。
なのでブロックでの戦力としては・・・。
さらに完璧なスパイク体制にならないと・・・・。
女性アスリートの身長がどんどん高くなっていく現在、悔しいな!!!
でも、技能賞受賞おめでとう。

その他のWSも頑張った、前シーズンまでのナンシー頼りから、一歩進歩。
全員バレーでの対戦だったでしょう。
このメンバーに、皆本選手や荒木選手のブロック・センター攻撃力がくわわれば
これからが大いに期待できる感じです。V-リーグをかき回せ!!

翌日は、所要のためニコニコ動画のタイムシフト視聴で観戦です。
NECは、全日本候補がいないため戦力充実です。
近江選手のような全日本経験者もいてで戦い方に慣れていたようです。
やはりトップリーグでの参戦経験の豊富さが勝敗を分けたといっていいのでは。

メディックスの吉田監督。
第1試合のトヨタ車体との戦いで、ブロックが弱いと見るや
第2試合の開始前に、ブロックの動きを改めて指導していた。
その結果東レ戦で効果がでた模様。
そういえば、トヨタ車体戦は単独ブロックで破られていたような。
さすが!!

P.S.
上尾から会場の結城市まで、1時間40分くらいの道のりです。
途中から、新4号線のバイパスを走りました。
古河を過ぎると、一般道路なのに片側3車線のほぼ平坦んで、ほぼまっすぐな道が。
宇都宮近辺まで続いているようです。高速道路のような盛土でない一般道路です。
もうすでに荒川にかかる橋も完成し、春日部までこの道路が整備され、
さらに、外環道も完成すると北関東圏の道路事情が一変する気配が。
この新4号線のあたりは、山もなく平坦なところでなんとなくイングランドを思い出させます。


2014-09-08 09:13  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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上尾メディックス がんばれ!! [バレーボール]

またまた、久々の投稿となりました。
こりゃ駄目だわ?!

7月4.5.6日の3日間、ひたちなか総合運動公園での「V・サマーリーグ 東日本大会」
観戦を予定していましたが、椎間板ヘルニアと脊椎管狭窄症が悪化し、観戦を断念しました。
しかし、結果オーライで「1位通過」とは、「おめでとう!!」頼もしい限りです。

その後「ニコニコ動画」のタイムシフト再生で観戦しました。
ナンシーが退団し、皆本さんが負傷欠場の中で「1位」とはどんな戦いだったのか
非常に興味がありました。

初日のNECとの戦いは、今期のV-プレミアムリーグでの戦いを予想するのに、格好のチャレンジゲームでした。
V-プレミアムとは、「少し差があるかな?」と思っていましたが、何の「善戦」でした。
0-2での敗退とはいえ、僅差で戦えたことは大きな自信につながったような気がします。

NEC以外のチームには、1SETも落とさない「プレミア」の風格?でしょうか。
そして、順位決定戦でも粘り強い「決してあきらめない」姿勢で勝利し。
9月の決勝リーグが楽しみになってきました。

「ニコ動」で見た感想ですが、近藤志保さんの活躍が目立ったほか、三浦さん、岡本さん青柳さんそして小笹さんがその役割を十分こなし、さらに丸山さんと復活した吉村さんが豊富な実践経験を活かした活躍でまさに全員での戦いだったことがうかがわれます。
更に、守りの要であるリベロでは、関舞さんと交互に出場しした山岸さんも互角の働きを見せてくれました。
バレーボールの「ノイアー」になれ!!!

これに皆本さんと元全日本荒木さん(写真では更にぽっちゃりしちゃいましたが)が加われば、プレミアリーグで台風の目になるかもしれません。
現在のV-リーグは「西高東低」なので、今度の決勝リーグでの戦いに二重の意味で注目です。


2014-07-16 09:50  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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上尾メディックス プレミア昇格おめでとう!!「明日香」様「皆本」様「皆本明日香」様、 [バレーボール]

4月5日6日の両日に行われました、V-チャレンジマッチ(プレミアリーグ入替戦)で上尾メディックスが名門JTに連勝して昇格を決めました。
お・め・で・と・う!!

初日3-2、2日目3-1と苦しいながら勝ち越しての「昇格」本当におめでとう。
ウィキペディアによると、東日本大震災の影響で暫定1位ながらリーグが打ち切りとなった2010/2011シーズンを挟み、2009/2010、2011/2012、2012/2013と連続3回V-チャレンジマッチで苦杯をなめていた。

そして2013/2014シーズンも全勝で迎えた最終戦、今回の入替戦出場のデンソーに敗れ、セット率により2位になる。更にV-プレミアリーグも大混戦で、最終日の最終セットまで最下位のパイオニアを除き、どのチームが対戦相手になるかがわからない状況に。結果それまで安全パイと思われていたJTが入替戦に。
ご存じJTと言えば、全日本の不動のセッター竹下が所属したチーム。前シーズンで引退したものの、ベテラン橋本をセッターに迎え、代表候補WSの石川も所属する名門チームが相手です。

初日5日は、当日の第一試合でデンソーが日本代表経験のある、リベロ佐野がその実力を発揮し、ボールを拾うことでチームを活性化し、CBのべテラン井上と同じく大竹という高い攻撃陣がその実力を発揮しストレートで1勝した。
その直後、見た目にも「ガチガチ」の状態でのスタートでした。

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※「ガチガチのメンバー」(画像は2日目第1SET)

第1セットは、こうした相手の「ガチガチ」の状況をうまく突くベテラン橋本とサーブで定評のある石川などの活躍によって、チーム全体が活気ズいて簡単に1セットを取る。
 上尾メディックスの得点源の皆本、メットカフ ナンシーの両輪のスパイクが決まらない。さらに「ガチガチ」の状況を見越してか、左右への散らしやクイック、そしてトスアタックと上尾にすきを与えず、わずか13得点で終了した。このままでは、今年もか?と思われる展開だった。

 意外や、2セットに入ると硬さがとれたのか、あるいはここ3シーズンの悔しさが乗り移ったか、皆本もナンシーもスパイクが決まりだした。さらに、皆本の持ち味であるボール拾う能力を発揮して、スコア表には現れない活躍でチームを盛り返し、第2セットはGET。
このまま連続GETと思われる試合運びだったのに第3SETは、古豪JTのうまさで逆にLOST。
そして、崖っぷちの第4SET。このセットは、序盤上尾がリードしたものの途中からJTが盛り返し、20ポイント目からは1ポイントごとのシーソーゲーム。どちらに転んでもいい試合だったが、天は上尾に見方、高橋のサービスエースや運のいいネットインでのポイント、そしてナンシー、明日香の両エースのスパイクも決まり、27点までもつれ込んだSETを制した。
 こうなると、第4SETで波に乗った上尾の勢いがそのまま第5SETまで続き、ゲームセット。
きわどい勝利でした。久々の緊張する戦いに遭遇しました。

 勝利とはいえ、3-2ですので、総得点では負けていて、同率の場合はプレミアメンバー有利ですので、6日の試合ではまずは勝利が条件です。相撲流に言えば、「徳俵に足がかかっている」状況です。
明日の勝利に掛ける!!

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※今シーズンの立役者「ナンシーのアタック」

 終盤ナンシーに疲れが見え、スパイクに威力がない。シーズンの勝利を支えたスパイカーも終盤苦くなった。これをカバーしてあまりある活躍をしたのがそう我らが「皆本明日香」様。
 ウィングスパイカーとして、「得点する」「ブロックする」以外にも、正確なサーブ・レシーブと強烈な相手スパイクをレシーブするそして拾う、八面六臂の活躍でした。

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※攻守で活躍する「皆本明日香」
 

 そして迎えた4月6日、記念すべき日。昨日以上の2,995人の観客が集まる中、前の試合でデンソーが昇格を決め大騒ぎの余韻を残しながら試合はスタートしました。

 さすがは名門JT、出だしから上尾を圧倒します。そんなに簡単に「昇格はさせないぞ」のような意地悪な気迫、本当は降格のプレッシャーを感じ、バレーボールにしてはかなり「アウェー」感のある会場での戦いで本当は彼女らも必死の戦いだったのでしょうが・・・。
 第1SETの序盤こそJT優位に運んでいましたが、昨日の流れをつかんでか中盤以降上尾が盛り返しGET。このまま第2SETも簡単にGETできそうな試合運びでしたが、そうは問屋が許さない。JTも必死。昨日の第4SETを思わせる展開に、どちらも引けない気力戦に突入。ここでも「運」あり「気迫」ありで上尾が連続GET。この競り合った末でのGETが結果的には試合の勝敗を左右したと思います。第4SETは、中盤以降本来のJTの実力と、上尾がミスを連発しての自滅、点差が開いてのLOSTとなりました。
 流れがJTにうつりそうでしたが、「今年の上尾は何かを持っている」、同時に「皆本も何かを持っている」、あの名選手庄司の在籍中にもできなかった昇格への何かを。中盤5ポイント差でのラリーが続き、運命の25点目のボールが相手コートに沈むと、会場は割れんばかりの歓喜。勿論選手たちの歓喜が一番でしたが。
この勝利と何度も阻まれた壁を乗り越えての昇格は本当に意味のある「事実」です。そしてこれを獲得したのは全選手とスタッフです。リベロの関舞はリーグでの受賞どおりの活躍で守備に貢献し、2名の現役大学生が交じる中での勝利。個々に名前を書き出せませんが、よくやってくれました。

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※歓喜の上尾メディックス

 ただ、私的には「皆本明日香」の存在なしには、そして外国人助っ人には珍しく優しげで頼りがいのある「ネットカフ ナンシー」がその原動力だったと感じざるを得ません。

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※両雄の感動的「ハグ」

 素晴らしいアスリートたちのプレーに感動しました。

 そして、「昇格お・め・で・と・う・!!」



迫田選手と江畑選手 [バレーボール]

書くと言いながら時間が開いてしましました。
2014/02/01に東京体育館で開催されたバレーボールのV-プレミアリーグの2試合を観戦してきました。
V-リーグを観戦するのは初めてです。
1964年の東京オリンピックでの「東洋の魔女」の活躍。そして1972年の松平ジャパンいや当時の人たちには「ミュンヘンへの道」と言われたほうがは分かりやすいバレーボールの金メダル獲得が、国民的球技として不動のポジションにしました。
一次の低迷期を脱出し、2012年の男子の活躍や女子の世界選手権およびロンドンオリンピックでのメダル獲得で人気復活のようです。そして次々とシンデレラを生んでいます。

 V-リーグは初めてと書きましたが、実は代表戦は1度ですが観戦に行きました。それもロンドンオリンピックへの出場権のかかったあの2012年5月のキューバ戦です。
ところも同じく東京体育館、2階席に近い1階席でしたが、キューバ選手の迫力のジャンプとスパイクの破壊力に興奮しました。しかし、木村沙織さんを中心とした巧みなプレーと最後まであきらめない気迫で勝利し、ロンドンでのメダル獲得につながった貴重な試合です。因みにこの時も途中出場の本日の注目選手迫田さおり選手が活躍しての勝利だったような気がします。

長々と昔の話を書いてしましましたが、さて2月1日の試合は、NEC対JT,東レ対日立の2試合です。
NECにも名セッター竹下さんが退団したJTにも失礼ながら選手名と見どころが不明のため(勿論代表の近江あかりさんや石川有紀さんなどはいるのですが)試合感の確認とカメラワークの練習(本当に失礼します)などを・・・。

 さて、観戦の目的である東レ対日立です。東レは、木村さんや荒木さんなど中心選手が抜けた後、ロンドンオリンピックのメダル獲得の最終戦で活躍した迫田さおりさんがどう活躍するかに注目です。
そして、昨年は2部リーグであるチャレンジリーグから昇格し、5割以上の勝率を収め、更にチェレンジリーグから全日本に招集された江畑さん、リベロの佐藤あり紗さんがどんなプレーするのかが注目点でした。

本日の注目プレーヤーは両チームのウィングスパイカーの迫田さんと江畑さんです。
実際に目にして両者のプレースタイルは全く異なるということでした。各チームの特色、戦略・戦術そしてメンバー構成によってプレースタールが変わることは当然です。
さらにセッターが異なる事で、スパイクの打点が異なるといた事も聞いたような気がします。
さて以下、バレーボール好きの親父の飲み屋談義と思って聞いてください。

まず、東レの迫田さんです。
今や日本のウィングスパイカーを代表する選手で、主力メンバーの抜けた名門東レを支える重要人物であることは間違いありません。
さらに先般行われたグラチャンバレーで日テレのアナウンサーが勝手につけた「スコーピオン」なる技についても確認です。
まず、驚いたのは迫田さんのアタックです。

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カメラの連続シャッターで3枚。暗いレンズなので明るさ補正していますが、そのダイナミックなスパイク、後方から走りこんで、弓のようにしなった体と腕でボールを捕らえ、たたきつける。この迫力はテレビではわかりにくいと思います。
更に、スパイクするまでにアタックラインのはるか後方で動き回りそしてトスされたボールをバックアタックのように(普通の前衛のスパイクなのですが)強打する。
当初はこの後方での動きが何のためなのかがよくわかっていませんでした。「スコーピオン」(?)についての解説がバックアタックのようなフロントスパイクだけを強調していた為でした。
このアタックライン後方でのジグザクな動きは、サッカーのFWがデイフェンスラインをかく乱させるための動きを連想させます。サッカーのFWの動きを考えると自然な動きなのですがバレーボールではやや異質な感じです。そして、他の選手とのバランスも微妙な連携が必要になるようです。
残念なのは、この試合ではこの迫田さんの強烈なアタックが見られたのが数本だったためです。全日本の代表選では多くみられた強打がこの試合だけなのか、今の東レでは多く成功しないのかが疑問ですが、それも今の東レの抱える課題のような気がします。
 

そして、同じく日本を代表するウィングスパイカー江畑選手は実際に観戦すると全く異なるプレーヤーである事がよくわかります。

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それは、スパイクのヒット時によくわかります。迫田さんが後方から走りこんで体を弓なりにしてヒットしますが、江畑選手はコンパクトにヒットします。
走りこみの助走も比較的短くスタンディングジャンプに近いと思います、ヒットする姿勢も迫田さんのような迫力のある弓なりな姿勢ではありません。かといって難打でもなく強打なのです。ヒット方向にも違いがあります。
迫田さんはブロックラインを破壊するような強打ですが、江畑さんは避けて強打する技巧的なスパイクです。勿論迫田さんのようなスパイクもありますがそれはバックアタックの時だけです。


実際に競技場で感じた2人の代表的スパイカーと両チーム(4チームですが)の試合は、テレビという視野の限られたそしてカメラとスイッチングワークで見る・聞くこととは全く異なる感覚を与えてくれます。
試合場に足を運んで試合観戦する楽しみがまたひとつ増えました。
同時に迫田選手も江畑選手もやはり代表選手なのだということを実感しました。選手も日本のバレーボールも今後も応援したいと思います。

少し雑感です。
・タイムアウトの時に流れる音楽は、主催者ではなく各チームの応援団が流していました。
 曲のスタートと終了がドンピシャです。
・各企業の応援動員が盛んで、間違えてその中に入ると大変です!!
・セット間にには各企業チアリーダーたちの演出があります。結構やります。
・りベロもすごい・・・これは後日に・・・。



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