.Weリーグと日本女子サッカー 2022/2023展望 [サッカー]
タイトルが大袈裟ですが、ここのところの日本女子サッカーについて感じるところを思うままに書いてみます。
先日アルビレディースの千野選手の引退に触れました。やはり残念です。
日本女子サッカー全体でも何かを感じさせる前シーズンの引退選手です。
ベレーザ:中里選手(’94)
仙台:白木選手('96)・池尻選手('96)
長野:八坂選手('96)※()内は生年です
この世代の選手が今でも各チームやなでしこジャパンの中心選手として活躍しているところをみると何かを感じざるを得ません。
2011年なでしこジャパンがW杯で優勝、翌2012年U-20W杯(東京)で3位、と国内の女子サッカーの人気が最盛期だった年、2012年の高校女子サッカー選手権を覚えていますか?
優勝は当時の常勝「常盤木学園」に白木選手、3位の「日ノ本学園」に八坂選手と池尻選手が活躍していました。因みに戦いを沸かせてくれた選手といえば、「常盤木学園」には伊藤美紀・道上彩花選手、そして準優勝の「神村学園」には上野真実選手、「日ノ本学園」では羽座妃枠・万屋美穂・國武恵美・吉田凪沙選手、更に3位の「京都精華女子」には園田瑞貴選手、そしてそして「藤枝順心」には杉田妃和選手など当時の女子サッカーの将来を嘱望され、現在も女子サッカーの中心選手たちが活躍そして注目されていた世代です。
当時フル代表は「なでしこジャパン」、U-20世代は「ヤングなでしこ」そしてその下の世代が「リトルなでしこ」などと呼ばれていました。
今回紹介した’96年世代はこの「ヤング」と「リトル」の間の世代に当たります。
なでしこジャパンやヤングなでしこなど女子サッカーが世間の注目を浴び、観客者数も増加し、第二の黄金期を迎えていた時代、当時の宮間選手が第一期黄金時代を反省し「女子サッカーをブームでなく文化にする」と言っていたことを思い出します。
そんな時代に女子サッカーを楽しんで牽引したなでしこジャパン候補たちは、技術もそこそこ、容姿も良い、だからサポーターも試合場に足を運ぶという状況に。
試合の重要な局面に絡む。そしてなでしこジャパンに召集される。そんなある種「いい時期に」プレーできた選手たちではなかったかと思います。
その後のなでしこジャパンと日本の女子サッカーは現在のある種の「低迷」の時代に突入していると感じています。この次期にこうした中心かその周辺にいた選手たちが引退していく、何か時代とか潮流とかを感じざるを得ません。
これってわたしだけかなぁ~~~
ついでに、なでしこジャパンモノ申す!!
マルチプレーヤーばかりでなくスペシャルプレーヤーも育成してみては?球団に任せるだけでなく、協会が主体となって。最近フリーキックやセットプレーからのHDシュートでの得点が見られない。
海外でのプレー選手をもう少し増やしては、何度か書いていますが1シーズンでも経験すれば何かが変わるので協会が主体的に動くことを望みます。
身体的特徴を生かした選手選考。足がとりわけ速い、HDがめちゃ強い、キック力が半端ないなどの特殊技能を持った選手をより強化する、というのは如何でしょう。新体操の山崎本部長がやったような大胆な試みを。
先のシーズンは、サッカーだけでなくバスケットボールやバレーボールなど世界ランク一桁にいる日本の女子球技を観戦しました。そんな中でサッカーはJリーグやA代表などを真似しがち。バレーボールでは3ポイントシュート力の強化、スクリーンプレーによるハンディーの克服など参考にできるポイントは沢山あります。他の団体球技も参考にしながら日本の女子サッカーのあるべき姿のモデル作りが必要なのではないでしょうか。
今の延長線上では世界1にはなれず、欧米により距離を開けられることが想像できます。
協会など関係者の間ではすでに考えられていると信じたい、一般人には降りてきていないだけと思いたい。今日書いた内容などとっくに凌駕した考え・実現プランがあることを願います。
などと”ブラブラ”と書いてみました。
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