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2023 AU/NZ W杯の優勝国はスペイン!女子サッカー群雄割拠の時代へ! [サッカー]

 ついに決着がつきました。優勝はスペインでした。おめでとうございます!!
タイトルの「群雄割拠」の使い方がおかしいかもしれませんが、「女子サッカーの世界はどこが勝ってもおかしくない」ことを言いたいのです。何となくわかっていただけると幸いです。
 準決勝のSWE戦の動画はサマリーなので詳しくは解かりませんが、イングランド戦を見て何となく想像できる試合内容ではなかったかと。
米国やドイツそして東京五輪優勝国のカナダなどが早々に負け、それ以外のランキング10-12くらいまでの国が決勝トーナメントに出場。同時に優勝候補の国が早々に退散するという事は数字大きなのランキング国も出てくるという事で、昨今の女子サッカーはその昔のノルウェーやドイツ米国などのような絶対の強国が存在せず、条件・状態・対戦相手によって勝敗が左右されるという「群雄割拠?」の時代が到来したという事ではないでしょうか。
 決勝戦のスペインを見ていると、正確なパス回しをベースに「蝶のように舞い、蜂のように刺す」を最大の武器として、相手のスキを突いたアタックゾーンでの攻撃。おそらく日本(なでしこジャパン)以外にこれに対応できるチームは今大会では無かった気がします。
 イングランドは個人の能力を武器にボールを長く持って(私的には持ちすぎ)、個人技で突破する、あるいはロングパスを前線に放り込んで個人技で攻撃するパターン。しかし、スペインの詰めてのDFやボールを途中で奪取してからのパス回しには、今回のイングランドメンバーには対抗できない?のではないかと思いました。
 出場チームが増え、上位チームとの差が明確に出ていたと思いますが、今後この差も縮まるのではないかと思います。昨今のヨーロッパでの女子サッカー熱の高まりは、サッカーの質やエンタメ性も高めそれが選手のモチベーションにもつながり、ポジティブスパイラルとなってより強化されると推察されます。
 そんな状況で日本の女子サッカーは、ある意味世界の中でのポジッションを得た気がします。スペインサッカーのルーツは「なでしこ2011」であり、正確なトラップとパスなどの足回りと連携が基本で、スペインはこれで優勝できたという事は、日本にも大きな可能性があると感じられました。
 以前このブログで、なでしこリーグの選手は最低1年間の海外移籍を義務にする、なんてことを書きました。今回のなでしこジャパン2023には多くの海外プレーヤーが活躍し海外プレーの有意義さが理解できたと思います。もっと短期間でもいいので各チームは海外へ派遣してほしいのです。
 もう1点は、選手募集のあり方です。以前アルビ新潟の浦川選手に長身を活かしたセンターヘディング特化選手を提案しましたが、スペインのサルマ・パラジュエロ選手のように他競技からコンバートして専門化選手の育成はどうでしょうか?ヘディング特化選手、スピード特化選手、キック特化選手、特化GKなどをバレーボールやバスケットボール、陸上選手などから募集するのです。現在の低身長をバレーやバスケの選手なら軽々とクリアーできますし、敏捷性やノールックパスのような競技全体を俯瞰する感覚などは似ているかもしれません。スピードなら陸上中距離選手や走り幅跳び、走高跳の選手なんかも可能性があります。交代要員が3名から5名になったことで、こんな特化型選手の起用の可能性も広がることと考えます。
 などなど勝手な考えを書きましたがそんなにぶっ飛んだ内容でもなく以外に現実的なお話しのような気がします。
 てなことで、2024パリオリンピックには間に合いませんが、今W杯での結果なでしこジャパン2024への方向と目標を明確にしたこと、そしてメダルの可能性が濃くなったような気がします。
 がんばろうなでしこジャパン!!


2023-08-22 15:05  nice!(0)  コメント(0) 
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2023 AU/NZ W杯 なでしこジャパンBest8残念さと希望 [サッカー]

 2023年のW杯のなでしこジャパンは準々決勝でSWEに敗れました。
「健闘した」と同時に「強い世界の壁」も見えた大会でした。これで2024年パリオリンピックでの課題も見え、目標がはっきりしてきたといえる気がします。
 決勝トーナメント1回戦のノルウェー戦までの順調さ、完璧さがSWE戦の前半で崩れてきた感じがしました。SWEが長身で体感が強く・長い脚が伸びてくるところまでは想定できましたが、想定より早くて・機敏だったことが少し心理的な不安要素につながり、本来の「なでしこ2023」を発揮する前に終了した感がります。
 後半の終盤の猛攻が、選手交代によるもので、もう少し早くの交代も考えられた気がします。
 少し整理してみます。
①先発メンバーを足の速い・攻撃的メンバーで行けなったか?
②ノルウェー戦までの戦いを忘れ、超攻撃的戦いをすることで前半シュート0を回避できなかったか?
③奇麗な攻撃で得点より、トリッキーかつミドルシュート作戦は取れなかったか?
④シュートを打たなければ何も始まらない。打つチャンスがあったにも関わらず打たなかった場面。
などなど
 失礼、失礼。批判しているつもりはなく、これまでの前評判の予測を良い意味で覆し、可能性に希望をくれた選手たちに拍手喝采ですし、久々のワクワク感をもらえたことに感謝もしていることが前提です。
 今回はBest8、次のオリンピックでは是非決勝進出を望みたいし、望めるのではないかという期待しています。しかし、FIFAランキングの上位のチームとそれ以外のチームの差も見えてきた気がします。米国・ドイツ(今回は?)・SWE・イングランドこれにフランス・スペイン(今対戦での対策を練った)と豪州を加えたトップチームの壁は大きい気がします。
 ただし。対策がないとも思えません。今大会での完璧な試合運びを冷静に実行でき、高さには低いボール回しで、速さでは選手によっては対応可能かも見えてきました。そして何より際限のないスタミナが最大の武器で、終盤まで最小得点に抑え込めば終盤に得点を獲得するチャンスも見えてみます。GKを除き全フィールドプレーヤーを出場させた監督の将来に向けた視野も好材料です。
 どうです、希望が見えませんか?次回パリに向けて苦しいでしょうが、今一度苦しい練習に耐えてください。応援しています。
 ブラボー なでしこジャパン!!


2023-08-13 10:31  nice!(0)  コメント(0) 
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W杯2023 AU/NZなでしこジャパン ベスト8でSWEと [サッカー]

 決勝トーナメントノルウェー戦での完勝ぶりに久々感激しました。ヤッター!!マン
長身相手に手こずるかな?と思っていましたが、それも前半だけ。引き気味にそしてコンパクトに、更に個々のプレーにきちんと接近戦でガードを固めたノルウェーに少し攻め手を伺いながらの戦いぶり、何か男子の中東との戦いぶりを思い起こさせましたが、積極的なシュートがオウンゴールとなり、貴重な得点を前半の内に獲得。そして後半の清水選手、宮澤選手の連続得点につながり勝利しました。
 この戦いの選手たちを「なでしこ2023」と呼びましょうか、いわゆる優勝チーム「なでしこ2011」が澤・宮間選手などの個の力を持ち、それぞれの役割を認識していたためにゲーム途中から自らで戦い方を変化させられるという集団だったのに対し、個々の固有名詞ではなく、ポジッション名詞で戦え、スピードは劣るものの持続力では負けない「なでしこ2023」の特性が良く生かされた試合だったと感じます。とは言え4試合で外さないメンバー「熊谷・南・清水」ここは固有名詞でしょうか?
 それにしてもこの大会得点力には感服です。これまでの「貧打」呼ばわりを撤回します。
 2回戦の相手は、SWEとなりました。やはりUSAはこの大会「持ってなかった」みたいです。「フルティングの1ミリ」でした。SWE・USAどちらが来ても実質的な決勝あるいは準決勝と思うほど強い相手です。しかし、強烈なリスペクトするUSAとでなくて、苦手意識のあるUSAでなくて良かったかな?とも思いますし、逆に今回のUSAならPK戦でない本番勝負で勝利できたかもしれないのです。貴重なチャンスが失われたか?とも思いますが、とにかくしばらくのあいだ低迷していた国内の女子サッカーを復活させるには優勝が最も効く薬なのです。相手はどこでもいいのです。
 ちょっと、勝った気になっていますがそれはまだまだ。気がかりな点があります。ノルウェーから取られた1点、サイドからのセンタリングにヘディングであわされた1点。「なでしこ2023」の弱点です。SWEも長身選手多いですし、個々の能力も高い。楽にセンタリングやパスを出させると確実に決められかねない。注意です。更にSWEのGKムショビッチも要注意。ここまで得点を量産してきたが、一転ムショビッチに阻まれる回数が多くなると、焦りにつながり今までの楽に得点できていた空気に変化が起きないとも限りません。冷静に確実にそして最後まで全力で勝利にたどり着くことを祈っています。
 また、どの選手が出場しても大きく変わらない実力なので「今日は調子出てない?」選手はどんどん交代する決断も大事かな?とも思います。
 とにかく全力で頑張って勝利を!!



2023-08-07 11:06  nice!(0)  コメント(0) 
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W杯2023 AU/NZなでしこリーグ戦全勝決勝トーナメントへ!! [サッカー]

 リーグ戦全勝で、それもスペイン戦でも4-0の完封で決勝トーナメント進出おめでとう!!
戦前の予想をはるかに裏切っての勝利に感激です。ザンビア戦・コスタリカ戦の勝利は確実視していましたが。ただしその勝ち方に予想を裏切る見所がありました。前線で早くそして組織的なプレスでボールを奪う、前線を突破されても中盤で同じようにプレス、悔しきも最終ラインまでボールを運ばれてもシュートまでのタイミングを与えない。そして”ゼロ封”。これほど完璧なDFが可能なのかと驚きと感激をこの2試合で感じました。スペイン戦でこのDFが可能かが今回のW杯での出来を占えるか、と考えながらのTV観戦でした。前半10分までのスペインのボール回し、ボールコントロール、結果のポゼッション率を見て、どのあたりでやられるかな?と心配な気持ちで応援していました。
 このかたい雰囲気(私だけ?)を打破したのが宮澤選手の圧巻のゴールでした。過去の試合から想像するにこうした場面でのゴール率は低いのですが、それを見事に払拭してネットを揺らす。いや爽快!!
ザンビア戦の2ゴールで開花したゴールの感覚がこの日も躍動しての2得点、これに刺激され植木選手や田中選手のゴールラッシュ。そういえば宮澤選手のベレーザ時代、わがアルビ新潟レディースも同じようなパターンで得点されたような・・・記憶の中での嫌な感じ。しかし今日はジャパンとしての得点で「爽快・爽快」。
 これまでの戦いでいくつかのポイントが見えてきた、宰相(まだ早きか?)池田監督の作戦は・・・
①圧倒的スター不在なら複数スターと影武者(落ち武者でない)で勝負。
 DFの熊谷やサイドの清水・長谷川などの選手を除き、選手を入れ替えても同等の戦力を
 発揮、相手と調子を見ての自在な選手起用。
②個のデュエルでなく、集団デュエル。
 1対1のフィジカルでは負けても、集団で更に連続的に戦う、それも前線で、中盤で更に
 最終ラインでと組織だって戦う。そんな作戦。
③そして予想外の得点力。
 これまでのなでしこジャパンの戦績で複数得点の連続記録はあまり記憶にない、そしてそのシュー
 トがいやに確実なのです。枠内は勿論GPの一番遠いゴールに刺さっている気がします。
 それもこれもザンビア戦の1得点目宮澤選手による効果でしょうか、更に2度にわたる田中選手の
 VAR騒動の後、得点したことも。
 これまでの自由にして緊張せずに得点できていることにつながっている気がするのですが・・・。
④戦前に予想した「猶本」効果も得点のみならず実感できていますが。

 これからのトーナメントで戦う相手はスペインのようなポゼッショニングサッカーを行うチームはまれで個々の戦闘能力の高い選手を活かした攻撃を仕掛けてくると考えられます。つまり「高さ」と「スピード」です。これと戦うにはこれまで3戦の質をもう1段高めることと、これを戦い抜く体力の保持が必要でしょう。これまでの池田監督の選手交代は、本当に「いい塩梅」と思います。
 本当に概観ですが、スウェーデン・イングランドが強敵に見えます。USAやドイツはそれほどでもないような気がしますが、こればかりは実際のゲームになってみないと。USAとSWEは決勝前に当たり、イングランドとドイツは決勝まで当たりませんが、この辺りの組合せがどう出るかが興味深いのです。
 さて、予選リーグの内容を決勝トーナメントでより向上できれば、勝機あり(3位以内)と考えますが、いかがでしょうか!!
 がんばれ、なでしこジャパン!!


2023-08-01 16:31  nice!(0)  コメント(0) 
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