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上尾メディックス 健闘!!拍手・拍手・拍手・・・ [バレーボール]

第3セット、21-24、 近藤選手選手の左ウィングからのアタックがブロックされ、
2014/15上尾メディクスのシーズンが終わってしまいました。
プレミアム初昇格・初優勝の夢は残念ながら叶えませんでしたが、ファイナル3進出という偉業を成し遂げました。拍手・拍手。

初のプレミア昇格とはいえ、過去4回もの残念なチャンスを逃し、その間に蓄えた自力を持ってこのシーズンに立ち向かいました。

何度も書きましたが、牽引してくれたのはケリー選手と絵里香選手。
2人の活躍なしにこの結果は無かっただろと思います。
吉村選手は途中で怪我、そして皆本選手は怪我明けから復調せず。
牽引してきた主力選手を欠いての戦いでした。

その間、大きく飛躍した選手たち、いやアスリートたち
本当に「健闘!希望をあたえてくれてありがとう」です。

ケリー選手の対角WSとして近藤選手、この活躍は大きく成長した証でしょう。以降の大きな自身としてください。決して大きくない身長での活躍です。
さらに、なんとメディックスのサーブレシーブはレギュラーシーズンで32%、Finalシーズンでは40%を超えました。すばらしい。狙われるポジションとはいえ大変だったでしょう。
その大きな声で鼓舞する姿はメディックスには欠かせません。

絵里香選手の対角MBとして、大きく成長したのは丸山選手。幅のある移動、長い滞空時間でブロックは勿論の事、スパイクでもポイントを重ね、試合ごとに成長していったのは素人目にもよくわかります。最終戦の髪型が良かったですね。前髪は少し長めのほうが・・・

足の長いスパイクとブロックアウトを狙ったスパイク、そしてフェイントと身長のハンディーを克服した荒木友貴選手。この選手の成長も上尾にとって大きな飛躍の材料だったでしょう。

そして、リベロで関選手から正ポジションを奪った?山岸選手。レギュラーシーズンでは目立ちませんでしたが、ファイナルシーズンでの活躍は数字で表れました。No.1ですよ。

そして、強気のセッター富永選手。ツッチーとは異なる配球で流れを変えました。そしてブロックにも活躍できるセンスは貴重な戦力になりました。数字には表れない貴重な力です。

もちろんツッチーのセッターとキャプテンとしての牽引は忘れてはいません。

そして、終盤ケリー選手をフォローした有田選手。独特なプレーでファイナルでここぞでの活躍。ブラボーです。もう少し試合に出場してプレーに慣れていたらもっと活躍できたかも?

吉村選手、怪我が無ければ・・・という「デモシカ」ですが、以前書いたデータでもメディックスには無くてはならない存在だったこともよくわかります。ガンダムにはモビルスーツが・・・

皆本選手、最後まで昨年のような「キレ」が戻りませんでしたね。サマーシーズンには「キレ」を取り戻して帰ってきて下さい。

絵里香選手。失礼ながら今季のこの活躍を想像したした人がどのくらいいたでしょうか。東レ時代よりも精神的にゆとりのあるプレーができたのでは?メディックスでの精神的支柱としてその存在感と、責任も大きなものがあったと思われますが、それをはねのけての活躍です。
ガッツポーズや雄叫びそして悔しい時もあなたの笑顔がチームを勇気つけてくれました。ありがとう!!

関選手、三浦選手、青柳選手のプレーももう少し見ていたかったですね。終盤は固定されたメンバーになってしまいましたが、勝負ですので致し方ないところですが・・・

最後にケリー選手。
メディックスでの相当な活躍を期待されて来日したことは間違いないでしょう。
ロンドン銀メダルの現役米国代表の肩書を持って。

メディックスが、ファイナル3まで進出できることを想像できましたか?勿論期待はあったでしょうが。
私は、リーグの途中から決勝進出も現実性があると期待を抱きました。
それは、ケリー選手の力量によるものです。
高くて強烈なスパイク、前衛にいるかのようなバックアタック、そしてバックアタックを少し遠めにしたような強烈なサーブ。キューバやブラジルの選手ともイタリアや東欧の選手とも違う、独特の間合いと力加減そしてスパイクコース。そのアスリートとしての動きに魅了されました。

また、参戦直後はスパイクやサーブでの得点獲得や失点にも他の外国選手のような大げさな喜怒哀楽を表さず、いつも冷静に対応してきた選手が、終盤には大きなリアクションでこれを表現するようになって来ました。チームに同化して勝負を共有してきた証拠ではないかと感じました。
ギリシャ彫刻を思わせる知的な風貌と冷静かつ技能的なプレーに大きな期待と結果を求めてしまいました。

余談ですが、大田体育館に2日に渡って応援に行きましたが、スタンドの低い位置でもかなりHOTで、外国人プレーヤにはハンディではなかったかと。特に欧米人は暑さには弱いのです。外資系航空機に乗るとその寒さは日本人には答えます。この逆に欧米人には暑さは禁物です。ケリー選手には大きなハンディーだった?

話を戻しましょう。メディックスがプレミアの各チームに慣れ、ケリー選手と絵里香選手がその能力を発揮し始めたころから、実際にはトヨタ車体戦から4連勝し勝ちが負けを上回り、負け試合でもポイントを獲得するなどファイナル6への出場を決めてから、各チームがメディックス対策=ケリー対策を始めた気がします。
現代のスポーツはデータ戦だといわれています。ケリー選手を止める手段は?
スパイクのコース分析、特に右ウィングからの攻撃。さらにバックアタックの角度とコース。終盤にはケリー選手のスパイクには、必ずコースを切るブロックがあり、アタックするコースには必ず相手選手がレシーブを構えています。さらに、ケリー選手のアタックを阻止するかのようにケリー選手の前にフェイントのボールが出現します。
さらに、ケリー選手以外でメディックが得点を重ねたサーブ・ブロックを中心にデータを分析して対策を練った事でしょう。
結果ファイナル6での苦戦。しかし、持ち点と幸運にも東レが守護神となってくれてのファイナル3への進出。こうなれば「優勝」を目指そう!!

メディックスも、「何でもかんでも」ケリー選手へという作戦を改め、「ここぞという時」と「どうしてもここはという時」に絞ってのケリー選手へのトスです。
それ以外は、序盤戦で急速に成長してきた荒木選手や丸山選手を使い、ケリー選手への負担を軽くします。しかし、こうした策にも相手チームは対応策を取り入れます。そうなるとケリー選手への依存が再び高まります。1回の攻撃で決まらなくなり、何度か同じ手を使わざるを得なくなり、最後は悪い体制ながらケリー選手へ・・・・

終盤に不満はあるでしょうが、ケリー選手なしで今シーズンの上尾は語れません。
大きな期待と夢を私たちに与えてくれました。本当にありがとう!!
サマーシーズンも、来期もあなたのプレーを見ていたい。

と、取り急ぎ(遅いぞ!という突っ込み)記録させていただきます。


2015-03-30 16:37  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

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